第1回日本医療政策学会学術集会 開催報告

2025年7月9日

2025年6月28日(土)に慶應義塾大学三田キャンパスにて、第1回日本医療政策学会学術集会が開催されました。

大会長の後藤励(慶應義塾大学大学院 経営管理研究科)による挨拶で幕を開け、午前中は一般演題(口演)とサブカテゴリーセッションが行われました。午後の特別プログラムでは、迫井正深氏(厚生労働省医務技監)と高島宏平氏(オイシックス・ラ・大地株式会社 代表取締役)による特別講演が行われ、日本の医療の未来について行政と企業・ビジネス界の立場から貴重なご講演をいただきました。
続いて、「日本の医療のグランドデザインを考える~医療政策学はどのような貢献ができるか~」をテーマに企画シンポジウムが開催され、活発な議論が交わされました。総会ではYoung Investigator Award (YIA)の最優秀賞1名、優秀賞2名が発表されました(最優秀賞: 池田有梨奈さん(京都大学)、優秀賞: 江頭勇紀さん(神奈川県立保健福祉大学)、龍野薫さん(筑波大学))。
本学術集会は、60演題余りの一般演題を含む医療政策に関する多角的な視点からの発表と議論を通じて、日本の医療の未来を考える上で大変有意義な機会となりました。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

当学会では、医療政策に関わる研究者、政策立案者、産業界、患者などが交流する「場」を提供し、エビデンスに基づいた意見交換を活発化させることで、引き続き日本の医療政策におけるEBPMの実現を推進してまいります。